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2023年11月3日~4日

11月3(金・祝)~4日(土)、全世界で自然エネルギー100%社会への転換を「パワーアップ」させるため、世界各地で市民が一斉に声をあげます。

サステナブルで公正、公平な自然エネルギーの未来への移行を求め、一緒に声をあげませんか?

アクションに参加登録する

11月3日(金・祝)~4日(土)、気候変動を悪化させるビジネスで儲けた巨額の利益について化石燃料企業が決算報告を行うこの時期に、「公正、公平な自然エネルギー100%社会は実現可能だ。わたしたち自身の手でそれを実現できる」という声を、世界各地で一斉にあげます。

大都市から、小さな島々に至るまで、それぞれが無理のない形で、さまざまなアクションを通じて、世界中で自然エネルギーへの移行が実現可能であることを周知します 。そして化石燃料産業の責任に世界の関心を集め、その資金と影響力を、太陽光と風力などの自然エネルギーからなる公正な私たちの未来へとシフトさせていきます。

自分の家や、学校、職場、町などで勇気を持って声を上げる人々は、不公正への憤りや未来への希望などさまざまな感情をいだきつつ、大きな一歩を踏み出しています。この苦しみと希望を、社会を変える力に変え、わたしたち自身と地球のため、よりよい未来を築いていくことを心に決めた仲間たちが参加しています。

あなたも、一緒に「パワーアップ」に参加しませんか?

People protesting with renewable energy signs

さらに詳しく

「パワーアップ」は、国際環境NGO 350.orgと世界中のパートナー団体が主催しています。「パワーアップ」では、地域主導のムーブメントやグループ、コミュニティと連携し、市民の力と自然エネルギーによる解決策で、気候を破壊する化石燃料産業に立ち向かいます。専門家の報告から、公正かつ迅速な自然エネルギーの移行に必要な技術や資金はすでに存在するとわたしたちは確信しています。こうした技術や資金などを、化石燃料ではなく、地域コミュニティ主導の自然エネルギー事業へと振り向けることが必要とされているのです。

11月3日〜4日は、世界的な化石燃料企業の決算報告の時期であり、また、次の国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)の開催前でもあります。そのため、このタイミングで世界各地においてアクションを開催し、資金を地域中心の自然エネルギー事業に投入する政治意志を示すよう、各国政府に求めることが重要となります。世界中の誰もが「気候危機」と「生活費危機」の影響に直面しています。一方、化石燃料産業は莫大な利益を守ろうと、広報活動やロビーイングなどあらゆる手段を使って、本格的な気候対策を妨害し続けています。わたしたちは憤りや怒りを感じつつも、希望を持ち続けています。変化はすぐそこにあるからです。

気候災害に人々が苦しんでいるのに、化石燃料産業が大儲けし続けているのは不平等です。棚ぼた利益への課税を強化したり、石炭産業に投入していた資金を太陽光や風力の補助金に回すことで、公正・公平なエネルギー移行を速やかに進めるための資金を確保できます。

気候危機に取り組むための手段や技術や資金は全てそろっているのです。これ以上、石炭・石油・ガス会社に、自然エネルギー社会への移行を邪魔させるわけにはいきません。今年11月、エネルギー移行をパワーアップさせるため、街頭やオンライン上で集結します!

望む変化を達成するには、世界中の皆で協力し合うことが求められます。こうしたアクションの開催に慣れている人も今回が初めての人も、労働者も組合も、伝統的な暮らしを守る地域の人々も、全員の力が求められているのです。気候危機から自分たちの未来を守りたいと思う皆で一致団結し、その力を発揮すべき時です。

これは、ほんの始まりに過ぎません。思いやりと正義を中心に据え、一人ひとりが尊重される未来を、わたしたちがこの手で築き上げていきましょう。アクションを起こすことで、気候正義への道を歩み始めることができるはずです。

今年11月、あと少しで実現可能な自然エネルギーの未来に向け、世界中の人々と共に未来を描き、共に声をあげましょう!

参加する!

「パワーアップ」を通じ、わたしたちが求めることは以下の2点です。

  1. ペイアップ(支払わせる) –化石燃料企業に気候災害の償いを要請: 化石燃料企業が手にしてきた不当な利益は、人々に還元すべきです。各国政府は何よりもまず、不当な棚ぼた利益への課税を強化したうえ、石炭・石油・ガス企業への補助金や投融資を打ち切らなくてはいけません。その代わりに、公正・公平な自然エネルギーの取り組みに資金と支援を提供すべきです。
  2. パワーアップ(強化する)自然エネルギーへの資金を一気に増額するよう要請: 各国政府は地方や国や世界レベルにおいて、その財源を自然エネルギーに投じる必要があります。気候危機の規模と緊急性に見合うように、またグローバルに公正な資金配分がなされるように配慮すべきです。

わたしたちが望むのは、公正に誰もが利用できる自然エネルギーによって支えられた、暮らしやすい未来です。

明確な解決策があります:莫大な資金のある場所から(つまり化石燃料産業の莫大な利益から)資金を回収し、正義に根ざした自然エネルギー社会に還元するのです。

ただし、化石燃料産業から資金を回収するだけでは不十分です。これらの事業、産業を終わらせなければなりません。化石燃料企業の代表が国の気候・エネルギー政策を左右することのないよう、各国政府にあらゆる対策を講じさせる必要があります。

気候危機やエネルギー価格の高騰を受け、人々が苦境を強いられる中、化石燃料企業は、かつてないほどの収益をあげています。BPやシェル、エクソンモービル、エクイノール、トタルといったエネルギー大手が過去最高の収益を更新し続けているせいで、そのCEOや投資家はますます裕福になり、世界の格差がさらに拡大します。

気候や経済格差の危機の深刻さに比べて、自然エネルギーインフラの構築は十分なスピードで進んでいません。これらの危機に効果的に取り組むための国際協力も全くもって不十分です。

これまで化石燃料産業をサポートしてきた各国政府は、新たな税制の設置や補助金の廃止、直接の投融資の打ち切りなど、あらゆる対策をとるべきです。これらの資金は、地域や国、世界レベルで自然エネルギーを支援するために活用されるべきなのです。

さらに気候危機の原因である温室効果ガスをほぼ排出してこなかったにもかかわらず、その影響をもっとも深刻に受けている脆弱な国々が、こうした影響に適応し、よりクリーンで強靭なエネルギーシステムに移行できるよう、公平な資金配分に向た国際行動計画の策定も求められています。

あなたも、ぜひ「パワーアップ」にご参加ください!参加登録はこちらから.

パワーアップでは、世界中のさまざまなアクションに参加したり、アクションを自分で企画したりできます。例えばオーストラリアで石炭をパワーダウン(弱体化)、太陽光をパワーアップ(強化)するアクション、ブラジルの石油大手ペトロブラスによる開発などで影響を受けている地域社会に正義とエネルギーアクセスを求めるアクション、欧州やアフリカでの事業をめぐりトタルをはじめとした化石燃料企業を批判するアクション、公共の場に集合し未来へのビジョンを描くアクションなどです。世界中のあちこちでエキサイティングなアクションが多数開催され、実際に現地で、もしくはオフラインで参加できます。またご自分でパワーアップ関連のイベントを企画することも可能です。

パワーアップのメインイベントに関する情報や、ボランティアやグループが世界各地でイベントを開催するのに必要な情報をまとめたアクション企画ガイドは、数週間以内に公表します。

参加方法について詳しく知るには、ぜひこちらから参加のご登録を!

すばらしいです!まずは「パワーアップ」への参加登録をお願いします。新規イベントの登録フォーム、ならびにアクション&イベント開催地マップは近日中に公開予定です!詳しい情報をお届けしますので、ぜひこちらからご登録のお手続きをお願いします。また参加方法についての簡単なアンケートにもご協力をお願いします。もちろんその前に、お友だちやご家族、活動仲間に声をかけ準備を始めていただいて構いません。

11月30日からドバイで始まる国連会議、COP28に向け準備が進むこの数か月間、気候危機の解決に向けた気運は高まるはずです。この間、複数回にわたるイベントやアクションを通じ、気候危機を悪化させてきた化石燃料産業の責任を国際社会に周知したうえ、償いのため、サステナブルで公正、公平な未来のために資金を拠出するよう求めます。そうすることで、わたしたちにふさわしい未来を築くのです。9月18日には、350 Japanも関わる大型プロジェクト「ワタシのミライ」が、脱原発・脱化石燃料と、自然エネルギー100%への公正な社会への転換を求めて、全国各地でアクションやイベントを企画しています。例えば、東京では代々木公園でイベントや気候マーチが開催される予定です。

また、パートナー団体「End Fossil Fuels(脱化石燃料) 」や「Make Polluters Pay Day of Action(汚染者に代償を支払わせるための行動の日)」が企画している取り組みに参加し、全ての化石燃料を速やかに廃止したうえ、これまでの排出量について排出大国や企業の責任を追及、気候危機の影響がもっとも深刻な国や地域に損害や損失の代償を支払うよう求めます。

わたしたち皆で力を合わせ、化石燃料産業をパワーダウン(減らす)させると同時に、11月は正義に根差した自然エネルギーを「パワーアップ」させていきましょう!わたしたちは、大儲けした化石燃料企業から資金を回収し、その資金を自然エネルギーへの公正な移行に公平に再配分するよう、各国政府に働きかけます。

COP28にわたしたちが求めるのは、気温上昇を1.5℃に抑えるため、化石燃料の速やかな廃止と、2030年以降、年間1.5テラワット(TW)を発電できる自然エネルギー発電設備の導入 に向けた明確かつ具体的な行動です。

これを実現するための手段も技術も資金もあります。必要なのは、政治意志だけです。自然エネルギー革命の「パワーアップ」に向け、一緒に各国政府に働きかけていきましょう!

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